“天保寅年”の読み方と例文
読み方割合
てんぽうとらどし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
以後浜町蠣殻町辺には白首の優物ゆうぶつ跡を絶ち、芝神明境内しばしんめいけいだい柳原郡代屋敷やなぎわらぐんだいやしきなぞ維新前後よりありし魔窟もたちまち一掃せられしは、そぞろ天保寅年てんぽうとらどしのむかしも思ひ出されたり。
桑中喜語 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)