“大鳴門”の読み方と例文
読み方割合
おおなると100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて彼等は、大鳴門おおなると司令長官の前に立って、米国艦隊の退路を絶つ機雷の敷設ふせつ状況と、なお布哇ハワイ攻略の機が如何に熟しているかを、つぶさに報告することであろう。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
「おう、その二人か。むろん救助したいが、その渦巻く大鳴門おおなるとの方向が、小僧には、わかるかい」
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)
「まったく。太平洋の真ン中に、こんな大鳴門おおなるとがあるとはおもわなかった。潮流は、四方から、急流をなして、あの大渦巻に、吸寄せられているさまは、見事なものですな……」
怪奇人造島 (新字新仮名) / 寺島柾史(著)