大金儲おおがねもうけ)” の例文
その頃までは日本人しか使わない麦味噌の臭気においがするとは……ハテ……面妖な……と思ったのが大金儲おおがねもうけいとぐちであったとは流石さすがにカンのいい千六も、この時まだ気付かなかったであろう。
名娼満月 (新字新仮名) / 夢野久作(著)