大熊星おおぐまぼし)” の例文
あまがわが大分まわり大熊星おおぐまぼしがチカチカまたたき、それから東の山脈の上の空はぼおっと古めかしい黄金きんいろに明るくなりました。
二十六夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
牧場のうしろはゆるい丘になって、その黒い平らな頂上は、北の大熊星おおぐまぼしの下に、ぼんやりふだんよりも低く連って見えました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それから又思い切って北の大熊星おおぐまぼしの方へまっすぐに飛びながら叫びました。
よだかの星 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)