“大瀑布”の読み方と例文
読み方割合
だいばくふ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
思い出されるのは、昔ナイヤガラの大瀑布だいばくふを、小さな鉄製の樽に入って流れ下った男の話だ。莫大な賭金を得る為の命がけの冒険であった。
白髪鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
かのナイヤガラの大瀑布だいばくふが天に向ってあげる苦悶くもんの声さえかなわないような、すさまじい声を風に向ってあげているのだ。
そうして目下はその人は、森林の奥の大斜面スロープの、中腹あたりにかかっている、湛慶滝たんけいたきという大瀑布だいばくふのほとりに、一人で住んでいるということである。
剣侠受難 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)