大洞だいどう)” の例文
このあたりを俗に大洞だいどうと称している。前面の小島は小鳥ヶ島である。月明つきあかりの夜に湖上に舟を浮べて、幽寂を楽しむのも一興であろう。
目的は今年の作柄に就て謝恩の奉告をなし、併せて翌年の豊作を祈願するのが主で、今でもまだ行われているらしい。信心深い者は翌日大洞だいどうの奥宮に参詣する。
山と村 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)