大床子だいしょうじ)” の例文
簡単な御朝食はしるしだけお取りになるが、帝王の御朝餐ちょうさんとして用意される大床子だいしょうじのお料理などは召し上がらないものになっていた。
源氏物語:01 桐壺 (新字新仮名) / 紫式部(著)
いまも、かすかな蔀明しとみあかりを横に、帳台の側に、大床子だいしょうじ(机)を置かれ、おつかれらしい頬杖をのせて、ややお体をくずしておられた。
私本太平記:03 みなかみ帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)