大倭ヤマト)” の例文
大和の北と真中の平原にあつた村々を支配するまでに、づぬけて勢力を持つて来たのが、山辺郡大倭ヤマトを土台にした村だつたのである。
万葉びとの生活 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
なるほど、憤怒フンヌサウもすさまじいにはすさまじいが、あれがどうも、当今大倭ヤマト一だと言はれる男たちの顔、そのまゝだと言ふのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
何にしても、出雲びとも、大倭ヤマトびとも、海と幽冥界カクリヨとを聯絡させて考へて居たと思うてもよい様である
古代生活の研究:常世の国 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)