“多摩川縁”の読み方と例文
読み方割合
たまがわべり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二人はそうして多摩川縁たまがわべりの停留場におりて、そこの丘の上にある鉱泉旅館へ往った。嫩葉に包まれたその丘にはさつきが美麗きれいに咲いていたが、女の眼にはうつらなかった。
一握の髪の毛 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)