塞外さいぐわい)” の例文
赤ちやけた殺風景な山巒さんらん、寒い荒凉とした曠野、汚ない不潔な支那人の生活、不味まづいしつこい支那料理、時には何うしてこんな不愉快な塞外さいぐわいの地にやつて来たらうと思ふやうなことも度々たび/\あつたが
時子 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
いま塞外さいぐわい砂漠さばくから
北守将軍と三人兄弟の医者 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)