塞外さいがい)” の例文
たちまち躍ったり跳ねたりし出したのはむしろ当然ではないであろうか? かつまた当時は塞外さいがいの馬の必死に交尾こうびを求めながら、縦横じゅうおうけまわる時期である。
馬の脚 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
遠くのぼって、陸口りっこう(漢口の上流)の塞外さいがい、臨江亭に会宴をもうけ、一日、関羽を招いてよく談じ、もしきかなければ、即座に彼を刺し殺してしまいますが……いかがでしょう、お任せ下さいますか
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)