基督信者クリスチャン)” の例文
これは基督信者クリスチャンなる智惠子の自ら定めた日課の一つ、五時間の授業に相應に疲れた心の兎もすれば弛むのを、恁うして勵まさうとするのだ。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
基督信者クリスチャンだから、社長のように出家の発心ほっしんもしなかった。奥さんは三年患い続けて死んだのである。諦めが好い次第わけだ。今度は若くて綺麗なのを貰ったという評判だった。
人生正会員 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
渠は又、或教會に籍を置く基督信者クリスチャンで、新教を奉じて居ながらも、時々舊教の方が詩的で可いと云つて居た。
病院の窓 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)