執政しっせい)” の例文
そして冀州城きしゅうじょうへ入ると、袁紹は陣中に病んで還ったと触れ、三男袁尚えんしょうが、仮に執政しっせいとなり、審配その他の重臣がそれを扶けた。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
登野村は五十騎組から出た家がらで、食禄しょくろくも少なく貧しくもあったが、執政しっせい千坂対馬ちざかつしまにみとめられ、その奉行所でかなり重い役目を勤めていた。
日本婦道記:不断草 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)