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土竈
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へつつひ
ふりがな文庫
“
土竈
(
へつつひ
)” の例文
その後ろ姿を見送つて平次は、眼配せして八五郎を廊下に立たせ、恐れをのゝく、若い下女のお組と、
土竈
(
へつつひ
)
の側に相對しました。
銭形平次捕物控:224 五つの壺
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
土間の向ふ隅には大きな
土竈
(
へつつひ
)
が見え、つい入口近くには土だらけの腐つたやうな草履が二足ばかり、古い下駄が二三足
観画談
(新字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
「それは考へられない事はないが、後ろから突くのはあんまり
卑怯
(
ひけふ
)
だ。それに、自分の持つて居た人相書を
土竈
(
へつつひ
)
の穴へ入れるのは變ぢやないか」
銭形平次捕物控:101 お秀の父
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「だから隱すなと言つてるぢやないか、——その時江戸へ持つて來た大事な書き物があつた筈だ。それをこの
土竈
(
へつつひ
)
に隱してから、何年になるんだ」
銭形平次捕物控:101 お秀の父
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
土竈
(
へつつひ
)
の陰に恐れ入つてゐるのは、三十を少し越したらしい女、ひどい
痘痕
(
あばた
)
で、眼も片方はどうかしてゐる樣子です。
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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それに
槓杆
(
てこ
)
の枕を捨てたのは宜いが、
土竈
(
へつつひ
)
を据ゑた場所が少し動いて居ることに氣が付かなかつた
銭形平次捕物控:101 お秀の父
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
竈
漢検準1級
部首:⽳
21画
“土竈”で始まる語句
土竈坂
土竈炭