土堤道どてみち)” の例文
さむい家ン中にも落ちつけず、田圃たんぼの方へ飛び出してゆくが、どの畦道あぜみち土堤道どてみちもすぐゆきづまりになって、三十分もすると何か忘れ物でもしたようにあわてて帰ってくる。
冬枯れ (新字新仮名) / 徳永直(著)
まっすぐな土堤道どてみちが白く山のきわまで続いていた。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)