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土倉
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つちぐら
ふりがな文庫
“
土倉
(
つちぐら
)” の例文
総
(
すべ
)
てこの町の、かうした家では、何か薄暗い
土倉
(
つちぐら
)
のやうな土間があつて、それが相当だゝつ広い領分を占めてゐるので、夏は涼しい。
町の踊り場
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
道誉の影は、荒れ庭のすみに見える低い
土倉
(
つちぐら
)
の口へ呑まれるように消えていた。
私本太平記:05 世の辻の帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「家に
土倉
(
つちぐら
)
を持つ者なら、その土倉や
納屋
(
なや
)
に
封
(
ふう
)
をして、稼業も差し止めい」
私本太平記:08 新田帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“土倉”の解説
土倉(どそう・とくら・つちくら)は、鎌倉時代および室町時代の金融業者。現在の質屋のように物品を質草として担保とし、その質草に相当する金額の金銭を高利で貸与した。
(出典:Wikipedia)
土
常用漢字
小1
部首:⼟
3画
倉
常用漢字
小4
部首:⼈
10画
“土倉”で始まる語句
土倉役
土倉庄三郎