圓月荘えんげつそう)” の例文
久しぶりに大磯の「圓月荘えんげつそう」の扁額へんがくをかけた萱門かやもん戸摺石とずりいしの上に立った時、最初に、耳ばかりでなく、体全体に響き渡る様に聞えたのは波の音であった。
(新字新仮名) / 富田常雄(著)