“国侍”の読み方と例文
旧字:國侍
読み方割合
くにざむらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やかましい国侍くにざむらいども、殺風景さっぷうけいな歌ばかり歌いおるわ……そもそも、島原の投節なげぶし、新町のまがき節、江戸の継節つぎぶし、これを三都の三名物という。
ちょうど何もかも徳川瓦解がかいの後を受けたドサクサの時代で、その頃の政治家という人たちは多くお国侍くにざむらいで、東京へ出て仮りの住居すまいをしておって
徳川は、全く下り坂で、旗本はたもとも腰が抜けてしまった、関東の武士も今は怖るるところはない、ただ新徴組の一手と——それに東北の質樸しつぼく国侍くにざむらいに歯ごたえがある。