四途乱しどろ)” の例文
さしも目覚めざましかりける手腕てなみの程も見る見るやうや四途乱しどろになりて、彼は敢無あへなくもこの時よりお俊の為に頼みがたなき味方となれり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
四途乱しどろ湿うるほへる宮の目はゆらんやうに耀かがやけり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)