“四辺(まはり)” の例文
旧字:四邊
冬の日の光は窓の玻璃(ガラス)を通して教へ慣(な)れた教室の内を物寂しく照して見せる。平素(ふだん)は何の感想(かんじ)をも起させない高い天井から、四辺(まはり)の白壁まで、すべて新しく丑松の眼に映つた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)