“嘉言善行”の読み方と例文
読み方割合
かげんぜんこう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
読んでしまって純一は覚えず微笑ほほえんだ。たとい性欲の為めにもせよ、利を図ることを忘れることの出来る女であったと云うのが、殆ど嘉言善行かげんぜんこうを見聞きしたような慰めを、自分に与えてくれるのである。
青年 (新字新仮名) / 森鴎外(著)