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喃語
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つぶや
ふりがな文庫
“
喃語
(
つぶや
)” の例文
水は障子の外を
緩
(
ゆる
)
く流れていた。榊、正太の二人は電燈の飾りつけてある部屋へ三吉を案内した。叔父の家へ寄る前に、正太が橋の
畔
(
たもと
)
で見た青い潮は、耳に近くヒタヒタと
喃語
(
つぶや
)
くように聞えて来た。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
“喃語”の解説
喃語(なんご、en: Babbling)とは、乳児が発する意味のない声。言語を獲得する前段階で、声帯の使い方や発声される音を学習している。
最初に「あっあっ」「えっえっ」「あうー」「おぉー」など、母音を使用するクーイングが始まり、その後多音節からなる音(「ばぶばぶ」など)を発声するようになる。この段階が喃語と呼ばれるものであり、クーイングの段階は通常、喃語に含めない。
喃語の使用によって乳児は口蓋や声帯、横隔膜の使い方を学び、より精密な発声の仕方を覚えていく。
(出典:Wikipedia)
喃
漢検1級
部首:⼝
12画
語
常用漢字
小2
部首:⾔
14画
“喃”で始まる語句
喃
喃々
喃々喋々
喃喃
喃々戯語
喃々私語