やがて竹原入道の娘、呉服は宮家の愛を受け、入道は志しをいよいよ傾け、兵衛もことごとく悦喜して、一族心を一つにし、宮方加担に懸命した。
「宮様ご一行竹原館を出られ、吉野へご潜行あそばされましたと、昨日呉服様より承まわりました」
“呉服”の意味
“呉服”の解説
呉服(ごふく)は日本における織物の呼称の一つで、特に絹織物を指したことから洋服が普及したのちにハレの衣装となった和服用反物の呼称となり、そこから和服そのものの呼称ともなっている。中世日本では織機の意味から、呉織・呉服(くれはとり)と呼ばれ、後に「ごふく」と音読されるようになった。
古代中国の呉から日本に伝わった織り方によって作られた反物に由来し、綿織物や麻織物を意味する太物に対し、絹織物を意味する語として使われるようになった。『世説故事苑』によれば応神天皇の時代に伝来した。
もともとは絹織物の称として綿織物、麻織物の太物(ふともの)と区別されていたが、現在では和服用の織物の総称としても使われている。江戸時代の呉服商の看板には「呉服 太物商」の表記が見られる。
(出典:Wikipedia)
古代中国の呉から日本に伝わった織り方によって作られた反物に由来し、綿織物や麻織物を意味する太物に対し、絹織物を意味する語として使われるようになった。『世説故事苑』によれば応神天皇の時代に伝来した。
もともとは絹織物の称として綿織物、麻織物の太物(ふともの)と区別されていたが、現在では和服用の織物の総称としても使われている。江戸時代の呉服商の看板には「呉服 太物商」の表記が見られる。
(出典:Wikipedia)