呉服くれは)” の例文
「妹から——呉服くれはから聞いたところ、貴様京の地へ長旅ながたびをし、帰って来たと思ったところ、その夜すぐに飛び出してしまい……」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
やがて竹原入道の娘、呉服くれはは宮家の愛を受け、入道は志しをいよいよ傾け、兵衛もことごとく悦喜して、一族心を一つにし、宮方加担に懸命した。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「宮様ご一行竹原館を出られ、吉野へご潜行あそばされましたと、昨日呉服くれは様より承まわりました」
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)