同一装おんなじよそおい)” の例文
同一装おんなじよそおいで。香水の瓶の口を開けていたのを、二度目に行燈あんどうを提げて上って女房が見た。が、そののちの事は分らぬ。もっとも屏風びょうぶをたてて下りた。そのはいかにしけんか知らず。
式部小路 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)