又その清水しみずの親類で奈良村に吉田一右衛門よしだいちえもんう人がある、その別荘に移して、此処ここごく淋しいところで見付かるような気遣きづかいはないと安心して二人とも収め込んで仕舞しまい、五代ごだいはその後五
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)