可憐しおらし)” の例文
と案内する……処に……丸木橋が、おのの柄の朽ちたていに、ほろりと中絶えがして折込おれこんだ上を、水が糸のように浅く走って、おのれ、化ける水の癖に、ちょろちょろと可憐しおらしやか。
沼夫人 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)