可愛児かあいこ)” の例文
世なれぬわがまま者の、学問の誇り、邪推、嫉妬しっとさえ手伝いて、まだ八つ九つの可愛児かあいこを心ある大人おとななんどのように相手にするより、こなたは取りつく島もなく、寒ささびしさは心にしみぬ。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)