「憎き者ども、わが子のかたき、七しょうまでたたりくれん」など囈言たわごとを吐くより、五人は生きたる心地もなく再び南山にとって返し、狐の穴に叩頭百拝こうとうひゃくはいび言よろしくあり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)