“収斂性”の読み方と例文
読み方割合
しゅうれんせい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と、お銀様がここでひとり合点をすると、四方の空気がいとど収斂性しゅうれんせいを加えてきて、夜更けに近いのか、夜明けが迫っているのか、ちょっとわからない気分が漂いました。
大菩薩峠:38 農奴の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そのほか柿とお酒が一緒になると酔いが遅いと申しますし、酒に酔った時柿を食べると酔が醒めるというのも柿の収斂性しゅうれんせいがアルコール分を吸収するからであの甘い樽柿はその作用から出来ています。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)