トップ
>
卜幽軒
>
ぼくゆうけん
ふりがな文庫
“
卜幽軒
(
ぼくゆうけん
)” の例文
ふつうの武家の書院とちがい、そこにも次の
室
(
へや
)
にも、書物がたくさんあった。
春蘭
(
しゅんらん
)
の鉢、陶器、文房具など、
明国物
(
みんこくもの
)
のにおいが濃い。故人
卜幽軒
(
ぼくゆうけん
)
の学風や趣味によるものであろう。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
卜幽軒
(
ぼくゆうけん
)
の
主
(
あるじ
)
は、その魚のけむりに閉口したものの如く、書斎の障子をひらいて、例の、棒の如き一身を、黙然と、暮るるにまかせて独座していたが、ふと、奥へ向って、なおこういった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
亡父
(
ちち
)
の
卜幽軒
(
ぼくゆうけん
)
に似て体つきも
貌
(
かお
)
かたちも恰好のよくない青年だ。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
卜
漢検準1級
部首:⼘
2画
幽
常用漢字
中学
部首:⼳
9画
軒
常用漢字
中学
部首:⾞
10画
“卜幽”で始まる語句
卜幽
卜幽居
卜幽人見又左