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ぼくゆうけん
ふりがな文庫
“ぼくゆうけん”の漢字の書き方と例文
語句
割合
卜幽軒
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
卜幽軒
(逆引き)
ふつうの武家の書院とちがい、そこにも次の
室
(
へや
)
にも、書物がたくさんあった。
春蘭
(
しゅんらん
)
の鉢、陶器、文房具など、
明国物
(
みんこくもの
)
のにおいが濃い。故人
卜幽軒
(
ぼくゆうけん
)
の学風や趣味によるものであろう。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
卜幽軒
(
ぼくゆうけん
)
の
主
(
あるじ
)
は、その魚のけむりに閉口したものの如く、書斎の障子をひらいて、例の、棒の如き一身を、黙然と、暮るるにまかせて独座していたが、ふと、奥へ向って、なおこういった。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
亡父
(
ちち
)
の
卜幽軒
(
ぼくゆうけん
)
に似て体つきも
貌
(
かお
)
かたちも恰好のよくない青年だ。
梅里先生行状記
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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