卍丸まんじまる)” の例文
御渡海のお座船ざぶね卍丸まんじまるも、きょう安治川へ入って、艤装ふなよそおいやら何かの手入れにかかりはじめました。とり急ぎお答えまで。お江戸の吉報、待ち上げまする
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と初めて、ホッとしたらしく答えたのは、阿波守、三位卿などとともに、昨年大阪表の安治川から、卍丸まんじまるでこの阿波の国元へ帰っている森啓之助なのである。
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)