“半折物”の読み方と例文
読み方割合
はんせつもの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年中鉄舟先生てっしゅうせんせいやら誰やらの半折物はんせつものが掛けてあって、花活はないけに花の絶えたことがない……というと結構らしいが、其代り真夏にも寒菊がいけてあったりする。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
この人の大幅といふでもないが、半折物はんせつものを二つ三つ見たことがある。一つは鶴に竹の画で別に珍しい趣向ではないがその形の面白いことは、とても他人の及ぶ処ではない。
病牀六尺 (新字旧仮名) / 正岡子規(著)