“千緒万端”の読み方と例文
読み方割合
せんしょばんたん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間社会の事は千緒万端せんしょばんたんにして、ただ政治のみをもって組織すべきものに非ず。人の働もまた、千緒万端に分別してこれに応ぜざるべからず。すなわち人事の分業分任なり。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
千緒万端せんしょばんたん、いずれも皆、戦隊外の庶務にして、その大切なるは戦務の大切なるに異ならず、庶務と戦務と相互あいたがいに助けて、はじめて海陸軍の全面を維持するは、あまねく人の知るところならん。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)