北国風ほっこくふう)” の例文
藍鼠あいねずみ燻銀いぶしぎんとの曇天、丘と桑畑、台が高いので、川の所在は右手にそれぞと思うばかりで、対岸の峰々や、北国風ほっこくふうの人家を透かし透かし、どこまでもと自動車は躍ってゆく。土のがする。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)