労働蟻ろうどうあり)” の例文
それが日々、大陸の熱砂を這うごとく行く影は、炎日の労働蟻ろうどうあり蜿蜒えんえんと、物を運んで行く作業にも似て、あわれにもまた遅々ちちとして見えた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)