劫種こうだね)” の例文
「以てのほか……しかしながら、これで拙者の方の劫種こうだねが尽きたわい、あれとこれと交換では割に合わぬ、じゃと申して、もうほかには種がない、こりゃ劫負けかな」
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)