剽盗無頼ひょうとうぶらい)” の例文
が、百姓町民はその都度つどに会うことである。火に追われ、流れだまや、白刃素槍すやりにも見舞われる。血にすべりかばねにつまずき、落ちてゆく山地の夜には、また、剽盗無頼ひょうとうぶらいの徒が待っていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)