おま)” の例文
新字:
要するに、自分の眼中に置かん者の爲に一分でも時間を潰して、おまけに不愉快な思ひをするのは下らん話だからね。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
餘りそぐはぬ比喩のやうだが、その頃、高橋が我々と一緒に飮みに行つて、おまけに私の家へまで泊まつたのを、彼自身にしては屹度何か探險をするやうな心持だつたらうと私は忖度してゐたのだ。
我等の一団と彼 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)