剣山つるぎやま)” の例文
旧字:劍山
実に博士こそは剣山つるぎやま陸軍大臣が、かつて椋島技師にスパイを命じたときに語ってきかせた国際殺人団の団長であったのだ。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
剣山つるぎやま阿波あわより出でたるがゆえに、阿波第一の山名を取り、大鳴門は淡路あわじより出でたるゆえ、鳴門に取り、西の海は西国に出でたるゆえ、かの名あるがごとく、みな高山、名川
妖怪学 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ちょうど其の時間に、椋島技師は陸軍大臣の官邸で、剣山つるぎやま陸軍大臣と向い合って、低声ていせいで密談中であった。
国際殺人団の崩壊 (新字新仮名) / 海野十三(著)