“冕冠”の読み方と例文

読み方	割合
かむり	100.0%

かむり

八十伴（やそとも）の緒（を）は玉（たま）ぶちの冕冠（かむり）も高（たか）に

白羊宮 (旧字旧仮名) ／ 薄田泣菫、薄田淳介(著)

“冕冠”の意味

《名詞》

天子、天皇が大儀の際に着用した冠。
(出典:Wiktionary)

“冕冠”の解説

冕冠（べんかん）は、日本の天皇、皇太子が着用した礼冠の一種。和名で玉乃冠（たまのこうぶり）という。即位や朝賀の儀式の際に袞衣とともに着用した。ほかに女性天皇用の宝冠、幼少天皇用の日形冠があった。
冕冠は、もと中国に由来する冠である。日本では冕板（べんばん）から旒（りゅう）と呼ばれる玉飾りが垂下する冠を指すが、中国には無旒の冕冠もあった。冕冠は、日本では奈良時代から使用されていたが、孝明天皇の即位の礼を最後に使用されていない。
中国では周代から使用され、皇帝から卿大夫以上が着用したが、明朝を最後に清朝では使用されなかった。この他ベトナムベトナム国立歴史博物館には阮朝時代の皇帝の冕冠が所蔵されている。や朝鮮半島の君主も冕冠を使用していた。
(出典:Wikipedia)

冕	漢検1級 部首:⼌ 11画
冠	常用漢字 中学 部首:⼍ 9画