内部なかみ)” の例文
兎も角も其丈それだけは丁寧に内部なかみを開けて見て、それから蓮太郎の著したものは無造作に一方へ積重ねた。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
で、この館はその内部なかみ外見みかけと同じように寂しくなり、蒼然となり恐ろしくさえなった。
あさひの鎧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「しかし、相川君、内部なかみも同じように進んでいるんだろうか」
並木 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)