トップ
>
内衣嚢
>
うちかくし
ふりがな文庫
“
内衣嚢
(
うちかくし
)” の例文
やがて
内衣嚢
(
うちかくし
)
から名刺入れを出して、その中の一枚を自分で来たという
証拠
(
しるし
)
に折り曲げて、女の前の丸
卓子
(
テーブル
)
の上に載せた。
暗黒公使
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
彼は心の中にわくわくするようないやな気分を持ちながらも、割合に落ち着いた挙止でそれだけの仕事をすませた。そして机の上にあった三通の手紙を洋服の
内衣嚢
(
うちかくし
)
に大事にしまいこんだ。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
そして、何処から工面したものか、十三円の金を手づから俊吉の
襯衣
(
しやつ
)
の
内衣嚢
(
うちかくし
)
に入れて呉れた。これが、父の最後の言葉で、又最後の慈悲であつた。今は再びこの父をこの世に見る事は出来ない。
雲は天才である
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
内
常用漢字
小2
部首:⼌
4画
衣
常用漢字
小4
部首:⾐
6画
嚢
漢検準1級
部首:⼝
18画
“内衣”で始まる語句
内衣兜