“其船”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
それ66.7%
そこ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其船それには馬も二十疋、人も三、四十人位乗れる位の大きさのもので、向うの岸に渡りますとその岸がハルジェというチベットでは第三の都会の地です。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
グロウヴスは其船それを有名なタイタニックとは知らず、只興をもって眺めているうちに、交替時間の少し前
運命のSOS (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
白みかけた水明りに、先刻さっきの船はおぼろに見える。桂はまだ其船そこにいて、船頭とともに、船底の板子を上げていた。
松のや露八 (新字新仮名) / 吉川英治(著)