“兵部少輔宗勝”の読み方と例文
読み方割合
ひょうぶしょうゆうむねかつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは、老中の酒井雅楽頭うたのかみ(忠清)と、伊達兵部少輔宗勝ひょうぶしょうゆうむねかつとが結託のうえ、仙台六十万石を横領しようとして、その計画を現にすすめている、というのであった。
兵部少輔宗勝ひょうぶしょうゆうむねかつはまもなく悟るにちがいない、自分がどういう役を勤めたか、つかんだと信じていた「形ある」ものが、単なる「影」にすぎなかったということを悟るだろう。
さらにそこへ、兵部少輔宗勝ひょうぶしょうゆうむねかつという人の存在が、大きく、重くのしかかって来た。