“八入”の読み方と例文
読み方割合
やしほ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「八入の色」は幾度も染めた真赤な色というのである。単純だが、「くれなゐの八入やしほの色」で統一せしめたから、印象鮮明になって佳作となった。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
竹敷たかしきのうへかたやまくれなゐ八入やしほいろになりにけるかも 〔巻十五・三七〇三〕 新羅使(大蔵麿)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
「くれなゐの八入やしほの衣朝な朝なるとはすれどいや珍しも」(巻十一・二六二三)がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)