兎見角見とみかくみ)” の例文
祖父ぢいさまはそれを請取うけとり、銀貨をひつくらかへし、兎見角見とみかくみして、新らしい銀貨だとおつしやつて二ツともそのまゝ私に下すつて、まだ書物かきものがあるからといつて急に私にあちらへ行けとおつしやましたから
黄金機会 (新字旧仮名) / 若松賤子(著)