傀儡くゞつ)” の例文
れ今の所謂才子が作る所の戯曲ドラマを見るに、是れ傀儡くゞつを操りて戯を為す者のたぐひのみ、作中の人物、一も生人の態なし。其唐突、滑稽なる人をして噴飯せしむる者あり。
詩人論 (新字旧仮名) / 山路愛山(著)
又云ふ、今様は本体は律なり。然而呂律倶に存也。くゞつの様は呂音に歌ふなり。比巴法師の歌又呂音也。而傀儡くゞつの体にあらで、直ぐ歌ひながら、呂音に歌うがめでたきなり。