“偵知”の読み方と例文
読み方割合
ていち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山腹の総本家、祝氏の門では、はやくも偵知(ていち)していたとみえる。三重の城壁と二つの荘門を堅め、銅鑼(どら)、鼓笛(こてき)を鳴らすこと頻りに急であった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その間に、滝川一益は、秀吉の本陣地、矢田山の情況を充分に偵知(ていち)し得たものの如く、城中の首脳部を会して、“或る作戦”のふくみを湛(たた)えていた。
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
彼の麾下(きか)三千が、遽(にわ)かに、飯浦坂を去って、堀切から西の峰へ退き始めたことを、逸早く偵知(ていち)した羽柴方の大物見が、これを秀吉に報じたので、秀吉は
新書太閤記:09 第九分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)