倚翠いすゐ)” の例文
倩眄せんべんの媚趣滴らんと欲するばかりな畫を觀る時は、確に人の氣は強猛には存し得ぬのであり、繾綣の情、纒綿の意、憐香惜玉の念、偎紅わいこう倚翠いすゐの趣を傳ふる靡々曼々の曲を聽いては
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)